我が家のオト(メス・7才)は、お留守番が苦手です。
外出がいつもと違うリズムだったりすると、落ち着きがなくなってしまうことがあります。
そのような状態になると、ウロウロと部屋の中を歩き回ったり、ピーピーと鳴く、室内のドアの前で伏せたまま動かなくなるということを聞いていました(分離不安初期?)。
その話を聞いてからは、オトを残して出かけた際に、「今日は大丈夫かな?」「今どうしてるかな?」と気になっていました。
セールに後押しされてペット見守り用カメラを購入
ペットシッターの仕事を始めるにあたり、将来的に出かける時間はかなり不規則になるだろうと考えていました。そうなると、いよいよオトのお留守番中の様子が気がかりです。
以前からペット見守り用カメラの存在は知っていましたが、新しい機械物が苦手なこともあり、これまでなかなか手が伸びませんでした。
でも、今回はそうも言っていられないかと重い腰を上げて、Amazonブックフライデーでセールだったこちらを購入してみました。

TP-Link製Tapo C210/A
下位機種の「Tapo C200」と迷いました。両者の違いは主に画質で、「Tapo C210/A」は2K 300万画素まで対応しています。結局、値段があまり変わらなかったので高画質の上位機種にしました。
Amazonで商品検索をかけたら似たようなものがずらり。
正直なところ、どれも違いがよく分かりません。
結局、レビューの内容で初期設定がスマホ用のアプリで完結、外出先から専用アプリで映像が見られる、外出先から複数端末で同時に映像が見られるなどの点から決めました。
初期設定と設置場所
ブラックフライデー期間中だからか、プライム会員ではない我が家に届くのに1週間ほどかかりました(買ってしまうと早く試したいタイプ)。
開封したところ、思っていたよりも小型な印象。
早速、専用アプリをダウンロードして設定開始。自宅のWi-Fiに繋ぐところだけ、夫に手伝ってもらいました。苦手な私でも、ある程度できたので設定は簡単な方だと思います。

500mlのペットボトルとサイズ比較。
想定外だったのは、カメラの設置場所。
思ったよりも低いところに設置しないと、犬がカメラに入らない。
人の目線くらいの高さの棚に設置することを想定していましたが、それだと低い位置が映らないことが判明。
カメラの上下角が114°となっていました。選ぶ際には上下角のことなんて、考えてもいませんでした(苦笑)。
家の中にそのままでは使えそうな家具がなかったので、デスクワゴン(高さ51cm)を使いたい場所に移動して、その上に置くことにしました。(逆さに設置するためのアタッチメントが付属しているので、ネジで固定できる場所があれば、それでもOK)
ちなみに、左右の角度は360°と十分です。オトがよくいる場所を考えて、どこにいてもカバーできるよう設置しました。

匂いチェックは、問題なくクリア。みんな、やりますよね?
画質と使い勝手
初めて外からオトの様子が見れたときは、「おー、すごい」となりました。
画質ですが、事前に調べた際に「スマートフォンで見るだけなら1080pで十分」という、その通りの結果でした。
なので、迷った下位機種「Tapo C200」でも問題なかったと思います。
実際の映像のスクリーンショットがこちら。

撮影時にオトが窓際にいたので、逆光になっています。カーテン部分は白飛びしていますが、様子を見るだけなのでOKです。
拡大するとここまで寄れます。白飛びしているのがよくわかります。

ちなみに、夜間などで部屋が暗いときはナイトビジョン機能に自動で切り替わります
(目が光ってます・・・ちょっと怖い。動物番組に出てくる暗視カメラの映像みたいです。)

設置して1ヶ月ほど経ちますが、カメラの動作は安定しています。
カメラには個別に名前をつけられます。複数台置くことを考えると、必要な機能ですね。
アプリを立ち上げて、設置したカメラの名称を選択するだけで映像が流れてきます。
スマホの操作画面

スマホからできる操作で使いそうな機能
- パン&チルト(上下左右の首振り)→これで室内のオトを探します
- 指定した画角にワンタップで戻れる(設定で複数の画角も可)→この機能で動かした後にいつもの画角に一発で戻れるので便利
- ズーム→ダブルタップで一発拡大とピンチ操作で徐々に拡大
- スクリーンショットと録画→使っていませんが、記録したい人には便利
- 通話機能→オンにしてスマホと室内で会話が可能(自宅にいる人と話せます)
この機能はマイクオフで室内の音のみを聞くことができます
よかった点と改善してほしい点
ペット用のカメラに何を求めるかですが、ペットの様子を確認できればいい我が家の感想です。
- お留守番中のペットの様子がわかる
- 必要十分な画質(結局1080pに設定しています)
- 首振りなどの動作音が静か
- 上下の首振り角度が小さい
- 室内の音を聞く操作がワンタップでできない(電話ボタンで発信してマイクをオフにする必要がある)
特に家にいるペットが猫の場合、上下の首振り角度は広いに越したことはないと思います。
まとめ
ペット見守りカメラですが、なかなか便利だと思います。仕事が忙しい中で、日中のペットの様子をパッと確認したい人には合うと思います。価格もある程度安いもので十分です。
使ってみて、意外だったのは、外出時の隙間時間にペットの様子が見れることがちょっとした癒しになることです。
一方で、当たり前ですが、外出中に犬がいつもと違う様子になっていても、どうすることもできません。声をかけることはできますが、オトの場合は、声をかけるとしばし固まります。人がいないのに声がするので、大半の犬はこのような反応になるかも知れません。
分離不安がある犬の場合、徐々に外出時間を増やすというのがセオリーとなっています。設定した時間で帰ることを前提に、その間の様子を観察、記録するのにも良いと思います。
ペットシッターさんを利用している方にも向いていますね。映像で確認した様子を元に、ペットシッターさんにあらかじめ要望などを伝えておくことができます。
まだペットカメラを使ったことがない、導入しようか迷っている場合、参考にしてみて下さい。
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