愛犬オト(メス・7才)を迎えて、丸6年が過ぎました。その間で使用してきた犬具の中で、気に入っている我が家の定番品を紹介したいと思います。
ご紹介するものは、次に買い換えることになっても同じでいいかなと感じているものばかり。どこが気に入っているのかも、写真付きで紹介します。
第二弾は、首輪(ハーネス)の紹介です。リードとともにお散歩に欠かせません。首輪もたくさんの種類が売られていますが、我が家で選ぶときに重視しているポイントをご紹介します。可能ならオトに着け心地を聞いてみたいところではありますが・・・(笑)
愛犬オトの体格や特徴
どのような首輪(ハーネス)が良いのかは、犬の体格によって変わります。
参考までに愛犬の体格や特徴を紹介します。
- 体重16kg前後の中型犬
- 体高47cm、体長65cm
- 怖がりなので急に引っ張ることあり
- 力が強いので引っぱりにはしっかりロックする対処が必要
首輪 or ハーネス
犬の散歩に必ずどちらかは必要な首輪とハーネス。
オトは保護犬譲渡で迎えましたが、首輪とハーネスのダブル使用というのが条件だったため、しばらくはダブルで着けていました。保護犬団体では、こういう条件になっていることは珍しくないようです。
その後、しばらくして散歩にも慣れてきた頃に、首輪のみにしたり、ハーネスのみにしたりと試してきました。それぞれのメリット、デメリットを簡単に整理してみます。
首輪のメリット
首輪のメリット
- 行動指示が入りやすい
- 装着が容易
- ハーネスに比べて価格が控えめ
- 着けたままにしやすい
デメリット
- 首に負担がかかる
- 柴犬などの犬種では首輪抜けが起きる
ハーネスのメリット・デメリット
ハーネスのメリット
- 首に負担がかからない(体全体で負荷を受け止めるため)
- 首輪抜けが起こりにくい
デメリット
- 装着の手間がかかる
- 飼い主からの指示が入りにくい
- 犬がハーネスの装着感を嫌がることがある
- 首輪に比べて価格が高め
我が家の場合
本当はハーネスを使いたかったのですが、オトが大のハーネス嫌い。色々な装着方法のものを買って試したのですが、どれであってもハーネスには馴染めませんでした。
結果、我が家では首輪を使用しています。
我が家の首輪の選び方
これまで色々な商品を使ってきた中で、首輪を選ぶ際の条件が見えてきました。
まとめてみたのが、下の表です。
リングの数 | 素材 | 長さ調節 |
シングル | ナイロン | コキカン |
ダブル | レザー | ベルト穴 |
素材の違い
首輪の場合、まずは素材を選ぶ必要があります。
ナイロン製の場合、プラスチックバックル(金属製バックル)とコキカンによる長さ調節を使って犬の首にフィットさせる構造になります。
一方、レザーの場合は、ベルト穴によって犬の首にフィットさせるため、プラスチックバックルやコキカン(長さ調整部品)がありません。そのため、構造はシンプル、レザーの丈夫さともあいまって、高い耐久性が期待できます。
我が家では、ナイロン製を好んで選んでいます。

洗濯が容易であること、装着が簡単であることなどが理由です。毎回、散歩後には首輪を外すことにしているのも関係していると思います。レザーと比べて軽量であることもポイントで、特に小型犬には向いていると思います。
レザー製の首輪は、装着が少し面倒なこと、ベルト穴でつけるため、犬の体型変化で穴の位置が変わってしまう場合があります。人間のウエストベルトと同じですね。
加えて、オトが雨でも散歩するタイプの犬だったので、水濡れが苦手なレザーは自然と使わなくなってしまいました(1つだけ持っていたレーザの首輪は廃棄してしまいました)。
ダブルリングとシングルリング
素材の次に見るのが、首輪についているリングの数です。

シングルリングの首輪

ダブルリングの首輪
ダブルリングは、首輪の部品で一番強度が弱いプラスチックバックルが破損した際に、首輪が犬の体から外れない点が特徴になります。これがあることで、犬の逸走を防ぐことができます。譲渡時から、逸走に気をつけるよう言われていたこともあり、こちらのタイプを選んでいます。
シングルリングは、よく使われているタイプです。プラスチックバックルが破損した際には、首輪は犬の体から外れることになります。小型犬で力が強くないのであれば、シングルでも問題ないと思います。金具がひとつ余分につくので、ダブルリングは重さのデメリットもあります。
おすすめの首輪 すず工房
初めて犬を飼うという人に、首輪のことを相談されたなら、この商品を紹介すると思います。
すず工房 カラフルベーシックシリーズ(楽天市場のみで購入可能)

すず工房さんでは、他のシリーズの首輪も作っていますが、個人的にはカラフルベーシックシリーズが一番おすすめです。耐久性の高さ、乾きの早さに加えて、控えめな価格です。
首輪は犬の体に直接触れるのでどうしても汚れやすく、洗う回数が多いので傷みが出やすいです。
できれば、お値段安めがありがたい。
すず工房さんの首輪は、これまで4個購入しています。
カラフルベーシックシリーズ 2個
反射材つきのリフレクションシリーズ 1個
ファブリックシリーズ 1個
リフレクションシリーズは、車のライトに反射する素材が首輪に縫い付けられているのが特徴です。首輪よりも先に反射材がボロボロに劣化してしまったので、反射が必須でない限りお勧めしません(処分済みのため装着していた時の写真です)。

ファブリックシリーズは、かわいらしいデザインが多いこと、クッション付きで柔らかい点が魅力ですが、ファブリックの強度が弱いので、このように破れてきてしまいます。

その点、カラフルベーシックシリーズは、いつ使えなくなるのか分からないくらい丈夫です。我が家で購入した2個ともいまだに現役です。
これまでに使ってきたハーネス
ハーネスもこれまでに4種類ほど試してみましたが、手元に残っている3種類をご紹介します。

すず工房 スタンダードハーネス
頭を通す必要がありますが、抜けにくい。

すず工房 ワンタッチハーネス
頭を通すのを怖がるなら、足から通すタイプ。

ドッグコペンハーゲンのコンフォートウォークプロハーネス
スタンダードハーネスと同じ装着方法ですが、背中のハンドルと胸部分のクッション素材が特徴。
ハーネスの選び方としては、体格にあっていることが、一番大事だと思います。店頭でフィッティングしながら確認できるのが理想です。
散歩中の行動タイプ別おすすめハーネス
散歩中の行動 | スタンダードハーネス | ワンタッチハーネス | コンフォートウォークプロハーネス |
散歩で飼い主を引っ張るタイプ | 後ろからの引っ張りには強い | 後ろからの引っ張りには強い | 胸に柔らかいクッションが付いている |
飼い主が歩いても踏ん張るタイプ | 前から引っ張っても抜けにくい | 前から引っ張ると抜けやすい | 前から引っ張っても抜けにくい |
初めて犬を迎える場合におすすめのハーネス
車通りの多い信号待ちなどで不意に動かれることを防止できるので、ハンドル付き(背中部分の取手)がおすすめです。譲渡時の指定だったので、フルッタのウォーリアーズハーネスも使いましたが、使いやすかったです。
まとめ
首輪とハーネスについて、どちらかと言うとハーネスを使うべきというのが主流になりつつあると思います。繊細な器官が集まる首に負担をかけないように、首輪は避けるべきというのが理由です。
実際に散歩中に見かける犬は、まだまだ首輪の使用も多い印象です。特に中型犬以上の場合、ハーネスよりも首輪の使用比率の方が高い気がします。
散歩の練習は、「首輪の方が適している」とドッグトレーナーさんに言われたことがありますし、実際に首輪も店頭でたくさん売られています。
とは言え、ハーネスを一度も使ったことがない方は、お値段控えめなハーネスを一つ買って試してみてはいかがでしょうか。
犬がハーネスを嫌がらず、飼い主さんもハーネスで犬のコントロールに不安を感じなければ、ハーネスを使っておくのが無難というのが、今のところの答えな気がします。
ところで、犬具の価格は海外メーカーのものを中心に結構高いものが多いです。そんな中、すず工房さんは、品質と耐久性のバランスがよいと思っています。同じお金を使うなら、オトはオヤツや美味しいご飯の方が嬉しいのはわかってますからね(笑)
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